「診療室においては8020に妥協せずKEEP28を目指し、
JOFはKEEP28を社会に浸透させることを目的とする団体である」
解説:「KEEP 28」を社会全体で達成させるには、一つの歯科診療所だけが努力しても不可能である。
他の歯科医療機関、歯科医師会、政府、企業、そして社会全体が同じ目標に向かわなければならない。
したがってJOFはKEEP28を社会に根付かせることを目標に教育と社会連携を2つの軸とした活動をする。
「自助」を基本に「共助」で補完する
解説:自立を支えることが社会保障の目的と位置づけられています。
つまり、国民は社会的、経済的、精神的に自立をし、自ら働いて自分の生活を支え、自分の健康は自分で維持する、というのが基本です。
よって予防歯科は「自助」=自由診療にあたり、SPTやP重防は「公助」=健康保険制度で患者を予防に導く治療と考えています。
「SPTは保険の治療、健康な人へは自由診療のメインテナンス」
解説:「治療・再評価2の後の対応は患者さんの口腔状態に基づいた歯科医師の診断による」ものとします。
したがって「JOFではメインテナンスを自費か保険かは問わない」という表現はちょっとおかしく、「疾病があれば保険(SPT, P重防)、治癒に至っていれば自由診療(メインテナンス)」です。今後SPTを算定する基準が変わるかもしれませんし、それに振り回されてやるべきことができなくなるようだとますます帳尻合わせでおかしなことになるかもしれません。 いずれにせよ「治癒後のメインテナンスは保険のルール上自由診療であり、真の口腔の健康を目指すのであればそこに向かいたい」「患者の自助と継続的な通院を促すためにはどのような創意工夫ができるか」に本気で向き合うのがOPでありJOFであって欲しいと願います。
熊谷崇先生の今までの歩みに対して敬意の念を持ち、JOFは日吉歯科診療所がやり続けたOPセミナーでも変えられなかったことをこれから取り組むもの。
日本の保険診療のルールやそれを軸に医院経営している人も内包し、フォーラムとして運営していく。