2024年6月1日(土)と6月2日(日)に、オーラルフィジシャン育成セミナー75期の第1回が開催されました。
このセミナーでは、講演中心の従来の形式ではなくユニットを使用した実習形式のセッションが行われ、実践的な知識と経験を得る機会が提供されました。
この2日間のセミナーでは、各担当分野の先生方が、予防歯科にどのようにアプローチし、患者さんに提供すべきかについて深い知見を参加者も共有しました。
講義では予防歯科の技術や方法論についての詳細な説明が行われ、参加者は多くの学びを得ることができました。
次回のセミナーは9月に開催予定であり、第2回目では各参加医院が自院で行った症例について、各講師からのアドバイスを受けることができます。
これにより、さらに高いレベルの予防歯科医療を提供するための知識と技術を習得することが期待されています。
講師
畑 慎太郎
(歯科医師・アップルデンタルセンター)
宮城 和彦
(歯科医師・みやぎ歯科室)
木村 雅之
(歯科医師・菰野きむら歯科)
田中 利典
(歯科医師・川勝歯科医院)
佐藤 長幸
(歯科医師・グリーンヒルズデンタルクリニック)
杜塚 美千代
(歯科医師・アップルデンタルセンター)
花岡 佑み子
(歯科衛生士・アップルデンタルセンター)
相澤 紀花
(歯科衛生士・アップルデンタルセンター)
(歯科医師・アップルデンタルセンター)
宮城 和彦
(歯科医師・みやぎ歯科室)
木村 雅之
(歯科医師・菰野きむら歯科)
田中 利典
(歯科医師・川勝歯科医院)
佐藤 長幸
(歯科医師・グリーンヒルズデンタルクリニック)
杜塚 美千代
(歯科医師・アップルデンタルセンター)
花岡 佑み子
(歯科衛生士・アップルデンタルセンター)
相澤 紀花
(歯科衛生士・アップルデンタルセンター)
日時・会場
2024年6月1日(土)、6月2日(日)
会場:アップルデンタルセンター、早稲田大学東伏見キャンパス
会場:アップルデンタルセンター、早稲田大学東伏見キャンパス
フォトレポート
2024年6月1日(土)
◉オープニング
宮城 和彦 歯科医師
◉講演:「Oral Physicianとは?」「MTMの実践」
畑 慎太郎 歯科医師
◉講演:「口腔内写真14枚法・X線18枚撮影方法」
花岡 佑み子 歯科衛生士
◉実習:「口腔内写真14枚法デモ・X線18枚法デモ」
アップルデンタルセンター 歯科医師・歯科衛生士
フォトレポート
2024年6月2日(日)
◉講演:「う蝕の病因論」
宮城 和彦 歯科医師
◉講演:「歯周病の病因論」
木村 雅之 歯科医師
◉講演:「エンドの病因論」
田中 利典 歯科医師
◉実習:「歯周組織検査デモ・だ液検査デモ」
アップルデンタルセンター 歯科医師・歯科衛生士
◉講演:「U20のメディカルトリートメントモデル」
杜塚 美千代 歯科医師
◉講演:「OPになるためには自院に何が必要か」
佐藤 長幸 歯科医師
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感想文
Oral Physicianとは?/MTMの実践(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 普段の診療ではSPTやP重防等が多く、定期的に患者様が来院してくれますが、やはりカリエスになったりP急発したりすることもあります。今回の講義を聴き患者様にしっかりと現状を伝えた上で将来的なリスクを伝え、意識の改善を出来ていただろうかと今までを振り返る機会になりました。また、伝えるだけではなく伝わることがとても大切なので自分自身の知識や技術のスキルアップをしていくこと、伝わるようなストーリーや話し方を模索していくことが必要だと思いました。そのためには口腔内写真やX線写真、カリエスリスク等の現状を分かりやすく伝えるための情報収集の重要性を理解することができました。
- オーラルフィジシャンという名前は以前から知っていたのですが、今回の授業でとてもクリアになりました。
- 8020という目標は現在では不十分だということその場限りの治療をするだけでなく患者教育をしっかりと行いメンテナンスを通じて疾病のコントロールをしていくことが大事であると感じた
- いま携わっている診療内容をどういう想いがあって始めてADCとしての仕組みが出来上がったのか再度確認することができた。前例や枠にとらわれた考え方から問題に対して疑問を持ち考察していくクリティカルシンキングが自分には足りていない部分なので次の診療から実践していく。また今後自分が作製していくべきスライドの要点やどんなフレーズを使うとわかりやすく伝わりやすいものになるかを学ぶことができた。ウィークポイントとしてまだまだ知識や経験が足りていないため画一的な説明になってしまいがちなので、今後も診療や勉強会を通してたくさんのことを自分のものにできるように失敗を恐れずに挑戦していきたい。
- OPにはCritical Thinking(批判的思考)の姿勢が必要である、と聞いたとき、母校である広島大学に入学した日のことを思い出しました。入学初日に行われた歯学部の入学ガイダンスで、当時の学部長であった栗原英見教授(歯周病学)が、大学で学ぶべきこととして3つのこと挙げておられました。 「君たちが大学で学ぶべきことは3つある。3位は専門家としての知識、2位はコミュニケーション能力、1位がCritical Thinkingだ」。 その時のことを周りの友人に話をしても、誰一人覚えていないのですが、私はなぜか鮮明に覚えており、学生生活を通してCritical Thinkingを意識していました。正直なところ、学生時代にはその効用を実感することはあまりなかったのですが、臨床現場に出てみるとその有効性がよく分かるようになりました。 「なぜ?」と問いかけることで、一つ上の視座に移ることができ(メタ認知)、ものごとを俯瞰的に捉えることができるようになると言われています。 本講演で、患者が本当に求めているものは何なのか?自分たちが用意しているメニューだけで良いのか、常に自分たちを批判的に見る視座と覚悟を持つ必要がある、と認識することができました。今後の実践を通して、そこから見える風景にひるまず向き合ってみたいと思います。
- 医院内の新人教育で教わったことをさらに深めて理解することができた。環境を整えず早期治療をするということは、治療を受けながら歯周病を生み出していることになるという言葉に衝撃を受けたが、その通りだと思った。まず悪いところを治療すればいいということではなく、なぜその状態になったのかを問診や検査などから考えていき、原因をなくすことが大切だということ学べた。早期治療を行っている歯科医院は今も多くあるし、私もひるま歯科に入職するまでは早期治療を行うことに何の疑問も持っていなかったため、まずは自分がOP、MTMをしっかりと理解することが大切だと思った。
- 患者さん一人一人に関してリスクをとることの大切さ、資料を継続的にとることの重要性を感じました。 医院のスタッフ全員がMTMについて同じ理解をしている事が不可欠で医院全体で行って行くものだと改めて思いました。
- メンテナンスに入るまでは教育者、入ってからは伴奏者と言う言葉を聞いて自分のOHIを振り返ると「あ、自分はずっと教育者かもしれない」とハッとさせられ反省しました。これからは伴奏者になれるように考えていきます。
- 個人の感受性の違いを考慮した効果的な治療や予防を適切に提供できるかで患者さんの口腔内の健康は変わると改めて教えていただいて、適切に提供できるように知識を深めないとなと思いました。
- 開業する際にMTMの流れに沿った診療を行いたいと思っていましたが、先生のお話を伺って今は形だけのMTMになっていると再認識いたしました。 カリオグラム、ペリオのリスク評価、位相差顕微鏡、染め出し後の写真、などを行えておらず、術者サイドと患者サイドが一緒に考えて、予防に取り組んでいくような形を、まだまだとれていないと感じました。 と同時に、患者さんへの説明や情報提供も行っているつもりでしたが、まだまだ足りてないと思います。 また、自分だけでなくスタッフと一緒に学べたことが貴重だと感じました。 一度、自院に持ち帰り、来ていないスタッフにもシェアして行きたいと思います!
- オーラルフィジシャンの考え方や実際に医院で取り組んでいる内容が理解できたので、イメージしていたものが具体的になりわかりやすかったです。また、畑先生のこれまでの取り組みや考え方の変遷などもご紹介頂いたのでとても興味深く聞かせて頂きました。
- opについて詳しく学ぶことができ、とてもいい経験になりました。
- MTMについて初めて携わる事になりましたが色々とお話を聞いて、より一層MTMを軸にした患者様に対する指導をしていかなくてはいけないと思いました。
- 定期検診にただ来てもらうだけでなく患者さんにあった正しい知識の指導、教育がものすごく大切だなと感じたのでまずは自分自身がもっとたくさんの知識を身につけて行く必要があると感じました。
口腔内写真14枚法デモ・X線18枚法デモ(クリックで表示)
- 講義、実習ありがとうございました。 規格性のある写真やX線を撮影することで経過を追うことができ変化にも気付くことができるので今後の診療でも行っていきたいです。また、口腔内写真を撮る機会は多いですが3分以内に撮影することは難しく今回撮影の順番だったりスピード感を体験することが出来ました。長時間の診療は患者様への負担にもなってしまうので今後しっかりと練習していきたいです。
- 口腔内写真や18枚法の規格性はとても大切だと再認識させられました。定点観測する事で患者の行動変容に繋がっていくと感じました。
- 規格化、効率化の徹底しっかりとした資料は患者さんへ確かな情報を提供することができ、医院の財産にもなるためしっかりと資料取りができるようにしていきたい
- 口腔内写真は実際に教える側の立場に立ってみて普段カメラに慣れてきて自分の感覚になってしまっていることに気付かされ、うまく言葉で伝えられない部分があった。そのため再度規格性と照らし合わせた時に自己分析をしどう改善したら良いか考察する癖をつけようと思った。
- これまで口腔内写真は5枚法+ときどき側方面観を撮影することがある程度で、エックス線写真撮影に至っては位置付けを自分で行うことはほとんどありませんでした。 規格性のある写真やエックス線写真を撮影する意義を理解し、撮影時のポジションや注意点も確認することができ、大変参考になりました。 (オブザーバー参加のため、実習には参加せず)
- 規格に沿った写真を撮影することで、細部まで確認することや、過去との比較、患者さんが自分の口腔内を知ることができるためとても重要。今は5枚法で規格性のある写真を撮れるように実践しているが、いずれ14枚法の練習もするようになるため、それぞれの撮影の規格やポイントを頭に入れる。患者さんが不快にならないように時間、鏡の扱い方など練習を通して学んでいく。
- 丁寧かつ早く撮ることが難しかったです。ただ、院長が撮れて無いと指示ができないと思いますので、しっかり練習したいと思います。
- 自分たちが撮っている順番と違っていて時短になる方法だったので帰ってから練習をしようと思います!
- 規格性のある写真とかデンタルを撮ることができると比較して経過をたどることができるので練習頑張ろうと思いました。
- 口腔内写真は衛生士に撮ってもらっていましたが、自分が上手くとれてなかったため、とても勉強になりました。指導する立場の自分も撮れるようにならないといけないと感じました。 レントゲンは撮っていましたが、細かい位置付けや照射方向、フィルムの向きなどアドバイスして頂き、大変勉強になりました。 ありがとうございます。
- 規格性のある資料撮りで、スピードの速さに驚きました。 過去の資料との比較もとても見やすく、私も練習して技術を習得したいと思いました。
- 規格写真の撮り方を普段していなかったので、慣れない作業でしたが、色々とコツを教えて頂いたのでとても勉強になりました。
- いつもとは違う角度や撮り方だったので、難しかったですが、練習を重ねて上達できるように頑張ろうと思います。
- 口腔内写真での疑問が沢山解決されたのでこれから生かしていこうと思いました。
- 今まで口腔内写真14枚撮っていたのですが、規通りの写真はなかなか撮れなくて今回の実習で教えていただいた方法で行うと患者さんへの負担も少なくすごくスピードも早く撮れるようになったのでもっと実践していきたいと思いました。
う蝕の病因論(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 う蝕は正しい知識を患者様へ提供することで自分の口腔内に関心を持ってもらい、予防をしていくことがとても大切だと思いました。現在の診療でも生態学的プラーク仮説をもとにOHIをし、う蝕リスク評価としてCAT21をおこなっていますが、行動変容をしてもらう為にはカリオグラムを用いて1番何をしてもらいたいか、何をしたら予防をできる可能性が高くなるのかをその場で指導できるので患者様のモチベーション向上として今後活用していきたいと思いました。
- う蝕の病因論の理解なくしてう蝕予防には繋がらないと、切に感じました。とてもわかりやすく理解が深まりました。
- う蝕は感染症ではないということコントロールできるもので治療介入をすぐするのではなくまずは患者教育をすることの重要性を感じた
- カリオロジーの定義から普段先生がどのように患者説明をしているのか、どんなことを伝えたいのかを知ることができて普段の説明と共通する部分がありさらに自信を持って話せるようになった。初期治療の段階で行動変容ができたらすごく効果が高いことを患者に伝えられると術者患者ともに前向きに進んでいけるのではないかと思った。自分が苦手とするリスクが低い人向けのフレーズが勉強になったので活用していきたい。
- カリオロジーの知識については、これまでそれなりに学習してきたこともあり、これまでの復習という意味で有意義でした。 ただそれ以上に、「カリオロジーのエッセンスを分かりやすく患者に伝えるにはどうしたらいいのか?そしてそこにどんな価値があるのか?」という視座に立つ必要性に迫られ、「今後患者さんにこのことを自分で伝えるのか…」と思うと、途端に難易度が高く感じられるように思いました。まさにダニング=クルーガー効果の谷に突き落とされたような気分になり、大変有意義に感じられました。 宮城先生には個別にお伝えさせていただいたのですが、「患者を癒すのはバーの先端でもスケーラーの先端でもなく、言葉なのかもしれない」と考えるようになりました。そしてそのことはむしろハードルが高く、高い専門性が求められるのだ、ということも容易に想像ができ、どんどん谷底に進んでいるような気がしております。
- う蝕予防はDHが大きく関わること。う蝕予防法には様々な方法があるが、フッ素の使用と食事頻度が重要だということを学べた。患者に対し、改善点を全て伝えるのではなく、患者の理解度や協力度をみて伝えることを変えていく必要があるため、う蝕予防で重要なことを知ることで適切な指導ができるようになると思うため実践していきたい。う蝕治療を行う場合、非活動性にすることが大切なため、歯科衛生士として患者が日常で行動変容を起こしてくれるように適切な指導を行うことが必要だと学べた。
- 難しい内容をコンパクトにまとめていただいていてとてもわかりやすかったです。
- 虫歯の本数は減っていると言う調査結果は聞いたことがありましたが、その結果について噛み砕いて内容をみておらず実際の年代別の口腔ケアや環境が違っているため対象となる物自体が違ってくるんだと気づいて結果だけにとらわれないように学ぼうと思いました。
- アドヒアランスという言葉を学んだので患者さんに指導するときもその方にあった個数で伝えたいことは山盛りでも一番重要なことを絞って伝えることは大事だなと思いました。
- う蝕を時間軸で考えて管理するという考え方が自分には欠けていました。 う蝕は揺れ動くプロセスで考えると、外科的介入のタイミングなども患者さんとしっかり相談して一緒に考えることができるので、教えて頂いた、修復物の寿命とカリエスの進行速度などを提示し、歯がより持つようにしていきたいと思います。
- う蝕に対する予防法について私自身知識が乏しく患者さんに伝えれていなかったので、今回学べたことで患者さんへのOHIにしっかり活かしていこうと思いました。
- う蝕に関する病因論等は歯科衛生士さんが理解できていない部分もたくさんあるのですが、そのあたりをとてもわかりやすく教えて頂き当院歯科衛生士も大変勉強になりました。
- 予防方法は患者さんごとによって違うとおもうので、個々にあった口腔衛生指導をできるように心がけようと思います。
- う蝕に対する知識が色々と学べました。
- う蝕を予防するには学生時代に思っていたよりもたくさんの方法があり、患者さんによっての高リスク部位が全然違うので的確な指導ができるように頑張りたいなと思いました。 特にフッ素を効果的に使ってもらうとカリオグラムの1年間でう蝕を避ける確率がだいぶ減るのでしっかりと伝えていきたいと思いました。 できるだけう蝕治療がなくなるよう予防に努めていきたいです。
歯周病の病因論(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 今回の講義で改めて歯周病の発生機序を学ぶことができ、OHIの重要性を改めて感じました。 歯周病とは一体どのようなものか、進行したらどうなってしまうのか、将来の自分はどうなりたいのかということを患者様に理解してもらい、自分のリスクを意識してセルフケアをしてもらえるようにOHIができる歯科衛生士を目指していきたいと思います。
- 歯周組織破壊のメカニズムを、わかりやすく解説していただき、スタッフ一同理解が深まりました。
- 炎症のコントロールをするためにその患者さんの疾病の原因はなんなのかどういうアプローチをしていくかそのアプローチをした結果どうなったか規格化された資料で確認していきたいと思った
- 歯周病の説明は特に苦手で1から10まで説明しがちだが、発生機序と個人の感受性により不平等さが出てしまうこと・それを踏まえてその人にとってのリスクは何かをツールで説明できるようにするというポイントを見つけられた気がする。また成功例だけでなく失敗例とどうしてうまくいかなかったのかを知ることができて正しく診断することの難しさを痛感した。むし歯よりも症状に気付きにくかったり変化させるのが難しい要因があるのでそこについての説明についてとても勉強になった。
- 歯周病の発生機序に関して、基礎医学領域の知識を学びなおす必要があることを痛感いたしました。もちろんそのことを患者に伝えるはずもないのですが、OPになるには病態生理を知り、治療・管理することで、より深い理解につながるものと思いました。 また、新分類の活用の仕方について、遺伝因子や環境因子などのリスクファクターが背景にあり、そこから目の前の患者の状態を(一部)説明できる可能性があることが、非常に参考になりました。 患者が自分自身のリスク部位を知り、そのリスク因子とコントロールの方法を知り、実行できるようになることを目標に、OPが励まして伴走する、という形がイメージできました。 講義では「治療の主役は?」という問いかけがありました(配布資料24ページ3枚目)。その答えは敢えて示されなかったのだと思いますが、私個人的には「未来の患者自身」なのかな、と考えました。 「過去は変えられないけど、未来のあなたを変えられるのは現在のあなたしかいない。それを我々は手助けすることができます。」もう少し柔らかい伝え方をしようとは思いますが、患者さんが明るい未来を描けるような関わりをしたいと考えるようになりました。
- 歯周病では、病態の把握・病因の排除・宿主の改善・未来予測が重要であり、病因論に基づき患者に説明する必要があるということを学べた。最初に今後起こりうるリスクについて説明し、患者さんと同じゴールを目指すことが大切であり、最初に説明していないことが起こるとそれが不信感に繋がり来院してこないケースもあったと聞き、これは歯周病だけ話でなくいま診療で行なっている行動全てにつながると思った。患者さんに不信感をもたれないために自分がどのようなことができるかを考え今後実践していきたい。
- 歯周病の新分類を医院での共通言語にしていこうと思います。 フォーマットを活用して身近に分類表をおくようにします。
- ご兄弟で来院されていた方で歯周病の原因が遺伝的なものと説明があった症例を聞いて自分のところも兄弟で来られてる方や家族ぐるみで来られてる方がいるので遺伝的関係を見逃さずに見るためにもなるべく一家族に同じ担当が見ることによって問題点が早期発見出来るのかなと思いました。
- たくさんの症例を見てそれぞれの患者さんによってリスクは異なってくるのでその患者さんには何が必要なのかをちゃんと伝えることの大切さを改めて学びました。
- ペリオも歯周病の新分類やリスク評価ツールを使用しておらず、患者さんへの指導は甘かったと感じます。 全身疾患や喫煙、患者背景など総合的に判断して、患者主導で治していけるようにカウンセリング、患者教育をしていきたいと思います。 そのためには染め出し後の口腔内写真も必須だと感じました。
- プラークコントロールにばかり目を向けてしまいがちですが、遺伝的な要因などにも目を向け、患者さんにリスクがあることをお伝えしていくことの重要性を学びました。
- MTMが目指すべきゴールと患者さんが思い描くゴールが違ってしまった時に、その間を埋める、埋めていく作業が難しくもあり、大変だな、と感じました。
- アプローチの仕方に私も迷う時があるので、とても勉強になりました。
- P処はDH業務で行う初期治療になるので患者様に対する口腔だけの指導だけではなく生活面においても個人差がある為その人にあった指導を細かく分析して指導していかなくてはいけないと思いました。
- 歯周病を予防するためにはプロフェッショナルケアとセルフケアが大切だと言うことは分かっていたのですが、じゃあ患者さんが意識を高く持ってセルフケアを頑張ってくれるにはどのように接していけばいいのかというところが難しいなと思っていました。 この講義でまず患者さんに歯周病というものはどのようなものなのかという事を理解してもらった上で自分自身で危機感を持ってもらい意識を高くして言って貰えたらいいなと思いました。
エンドの病因論(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 今回の講義でエンド治療の難しさ、再発のリスク等だけではなく、適切な予防歯科介入をおこないう蝕進行に伴うエンド治療を予防していくことが大切だと再認識しました。またメンテナンス時に口腔内をよく観察しサイナストラクトを見落とさないことや、X線撮影を行い現在の状況を確認していくことを引き続きおこなっていきたいです。
- 根管の複雑性が、根管治療を困難にすることを学び、当院は多国籍の患者様が多くいらっしゃいますので、そもそもの根管治療をしないように、しっかりう食の管理をしていくことが大切であることを再認識させられました。
- 根管治療の難しさを改めて再認識し根管治療が必要にならないような管理をしていく重要性について考えさせられた
- エンドは患者説明やアセスメントの際に優先順位が落ちてしまいがちだが、治療の難しさを知ると患者さんにカリエスの説明時にエンドまでいかないようにする大切さをより伝えやすくなった。また臨床で注意してみていくポイントとして、アセスメント時は根尖病巣にばかり目が入っていたが、内部吸収が起きていないか・外傷による歯髄壊死が起きていないか・根管の分かれ方などもっとX線上で注意してみなければいけないポイントがあることを知ることができてよかった。
- 歯内療法に関するエビデンスベースの知識はある程度学習して参りましたが、本講演のように、身近な歯科衛生士に分かってもらおう、という視点はあまり意識して来ませんでした。しかし、よく考えるまでもなく、OP歯科医院を目指すのであれば、歯科衛生士が患者からの質問に(ある程度は)答えられるようになっておく必要があるわけで、これまでの自分の行いを反省するいいきっかけになりました。 ファントムを用いて歯科技工士に形成をしてもらう、という実習をしたことがあるのですが、とても良い相互理解のきっかけになりました。歯内療法も同じように歯科衛生士に経験をしてもらう、といった機会を設けてみようかな、と思います。
- 歯髄壊死はメインテナンスに通っていても突然発症することもあるが、レントゲン診をしっかりと行えれば早期発見できるため、レントゲン診を正確に行えるようにしていく。根管治療の難しさや根の複雑さも詳しく知ることができた。普段は根菅治療見ることや、学ぶ機会がなかったため今回のセミナーで知ることができよかった。
- 衛生士にもエンドの治療の目的やどういう治療をしているのかが伝わって良かったと思います。
- 根菅治療は頭の中でふわっと理解していましたが根の形態があれほど複雑な症例があるのを知りました。内部吸収などは私もデンタルを見た時にもしかしたらと気付ける目を養おうと思いました。
- 根管の形態が枝分かれしてる場合もあるのは聞いたことはあったけど、あんなに複雑になっているのを知らなかったので興味が湧きました。
- エンドは難しく、苦手意識があります。 難しい処置などは専門医に紹介していますが、自分でできる症例は、将来的にマイクロを導入して行っていきたいと思います。 また、副根管の多さ、特に外国の方に多いことなどは知らなかったので、勉強になりました。
- 歯科衛生士の私にもすごく分かりやすかったです。今までエンドは自分の中で苦手意識が強かったですが、もっと勉強して知識を習得していきたいと感じました。
- 普段歯科衛生士さんがあまり聞かない、苦手な分野をわかりやすく教えて頂き当院歯科衛生士も勉強になった、と喜んでいました。学生時代の講義が田中先生だったら良かったのに、と申しておりました。
- エンドについてくわしくまなぶことができました。ありがとうございます。
- エンドはあまり衛生士が携わるものではないと思いましたが講義を聞いて色々と学べました。
- Drが治療しやすいように防湿と視野の確保、アシストを徹底します。その前に歯髄炎や根尖性歯周炎にならないように予防頑張ります。
歯周組織検査デモ・唾液検査デモ(クリックで表示)
- 講義、実習ありがとうございました。 唾液検査ではカリオグラムを用いたOHIの方法や、検査後の管理の仕方まで教えて頂き勉強になりました。歯周組織検査では姿勢がとても大切なので普段の診療から意識していきたいと思います。また、エキスプローラーを使用し歯根形態に合わせた縁下歯石等の触知をおこなっていきたいです。
- 適切なデータを医院全体で、規格性を持って得るために、スタッフ一同技術の標準化を行わなければならないと痛感しました。
- 患者さんへの教育ツールとして効果を発揮できるものであると再認識した
- 歯周基本検査についてはまだまだ未熟な部分があるので再度スライドを見返して正確性を上げていきたい。 唾液検査のデモ・カリオグラムについての説明では以前まとめたスライドが役立った。杜塚先生と一緒にできたこと補足してもらい、より知識を深めることができた。
- 拡大鏡やマイクロを用いて診療しているため、鏡視のテクニックについては同じような姿勢・患者ポジションだったので安心しました。動揺の検査方法は初めて知るもので、動揺歯があった場合、(失礼を承知で)ピンセットとの比較をしてみたいと思います。 唾液検査について、手技はともかく、この意義や重要性を患者に説明してご納得いただくにはどうしたらいいのか、よく考える必要があると思いました。患者の理解度も把握した上で、メタファーなどを駆使しながら説明する方法を模索したいと思います。
- 歯周組織検査、唾液検査は歯科衛生士が行うことなので歯周組織検査を行うときの位置や姿勢、唾液検査をおこなうときの診断基準、説明の仕方など頭に入れる必要がある。歯周組織検査は現在練習しているが、どうしても測ることに必死になり姿勢などが崩れてしまうこともあるため姿勢が悪いまま測ることが癖付かないように姿勢や位置を意識することが大事だと感じた。唾液検査はまだ行っていないが今後行うことのため検査の流れや、説明の仕方、判断基準を詳しく学ぶことができ良かった。実践する際に活かしていく。
- カリオグラムについて改めて勉強できよかったです。
- 動揺度を調べる時にミラーとプローブを使用して左右から平行に動かすやり方は初めて見たので今後実践してみようと思いました。
- 歯周組織検査のときもスケーリングの時ものぞいたりして直視で見ようとして姿勢がすごく悪かったりしたので椅子の高さと腕の高さなども学んだので姿勢から気をつけようと思いました。
- 歯周病組織検査は、スタッフの姿勢が悪いと感じていたのをうまく指導できていなかったのですが、花岡さんに指導して頂き、ありがとうございました。 動揺度の測定も教えて頂いた方法で行って行きたいと思います。 唾液検査も、少し違うやり方でやっていたので、学んだ方法で明日から実践したいと思いますし、カリオグラムやります!
- 唾液検査をすることで視覚的にリスクをお伝え出来、患者さんにも理解してもらいやすいと思いました。 施術時時肩があがっていることを御指導頂き、下げると姿勢がとても楽だったので診療中意識していこうと思います。
- 検査の方法をわかりやすく教えて頂いたので勉強になりました。
- 実際に見ることができ、とても勉強になりました。
- 参加するまではカリオグラムを使っていませんでしたが患者様に説明するに当たって使用してみるとう蝕を避ける可能性に対するグラフがわかりやすく患者様自身にも伝わりやすい為これから使っていこうと思いました。
- p検の時まだどの位置で行うのがいいかやミラー視がままならない状態だったので今回しっかり教えていただいた正しい姿勢でしっかりミラーを置く場所や患者さんのヘッドレストの角度、チェアーの角度を身につけ患者さんも自分自身も負担の少ないようにしていきます。 唾液検査のデモではカリオグラムを使っての説明はしたことがなかったのでフッ化物を正しく使用するだけでう蝕を避ける可能性が一気にあがったりと視覚的に患者さんに伝えることも大切だなと思いました。
U20のメディカルトリートメントモデル(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 小児診療は生涯健康でいれるための基盤作りでとても重要な役割を担っていると改めて感じました。隣接面う蝕を視診で見つけるのはほとんど出来ず、X線撮影の必要性も感じました。 また、子供だけではなく保護者への正しい知識を提供し、理解してもらいう蝕リスク評価などを用いて行動変容を促していくことが必要なので保護者とのコミュニケーションも大切だと思いました。
- 当院は小児の患者が少なく、なかなか小児に対する管理をする機会がなかなかありませんが、う蝕の病因論今から、今後は親と子に対する両者の管理をしていくことが大切だと学びました。
- 小児特有の難しさについて再認識し根気強く向き合っていく必要があると感じた
- 成人よりも深く勉強せずに診療していたため、成人・年齢別での診るポイントの違いや伝え方についてよく知ることができた。成人と違い来るたびに口腔の状態・診るポイントや接し方が変化していくことを念頭に置いて診療しようと思った。また小児の場合は本人だけではなく家族の協力度によって良くも悪くも変化するので、以前はできるだけ早く母子分離し本人とのコミュニケーションを大切にしてたが家族とのコミュニケーションも大切にしていこうと思った。
- セミナー初日の講義を聞いた後、MTMを突き詰めていくと、乳幼児の時期から関わりを持つ必要がある、という結論に到達するんだろうな、と考えていました。 本講義を聞き、「そりゃそうなるよな」と正直思いましたが、ここでもやはり、どのように患者に、あるいは保護者に伝えるのか、そして成長のステージや個体差に応じた関わりをするのか、そしてそれを行動変容に結び付けられるのか、そのむずかしさを想像すると、またしても谷に落とされた気分でした。 ただ、それと同時に、U20へのMTMはOPには避けて通れない課題だと思いますので、子どもと真摯に向き合い、子どもを信頼して向き合っていきたいと思います。
- U20医療の役割は一生健康でいられるための基盤を作ることであり、健康な口腔を持ち、それを維持してもらうことが大切と学んだ。U20は心身ともに成長し続けるため、大人と同じようなメインテナンスではなく、常に初期治療のように何度も教育していくことが大切。保護者への説明も大事だが、子供へのインフォームドアセントを忘れないようにする。今はU20を担当することはないが、今後必要になるため指導方法や指導内容を知識として頭に入れていく。
- 各年齢での目標や処置を具体的に教えていただき、すぐに医院へ応用したいと思います。
- 年齢が低いお子様はご家族の管理のもと歯医者さんに通っていただるが小学校高学年や中学生以降になると自立心も芽生え生活習慣も忙しくなる時期に入ってくるのでそれまでに口腔ケアの大切さをお伝えして少しでも虫歯の経験ゼロの子が増えていくと嬉しいなと思いました。*
- U20は長期的な目線で必要なことを的確にということを学んだのでその子に今必要なことを伝えられるようになりたいと思いました。
- 当院は小児の患者が多いのですが、先生がおっしゃっていた通り、保護者の方とお子様両方への指導がとても難しいと感じていました。 歯も生え替わり、生活環境も変わっていく中で、それぞれのライフステージに応じて、説明、指導していうことが重要だと感じました。 当院でも教えて頂いたように、年齢に応じてやること決めて、その時に必要なことを説明指導、実践していきたいと思います。
- 自院では、カリエスを見落としてしまっていると感じたので、デンタルを定期的に撮影し、見落としを防いでいく必要があると学びました。
- 大人になるまでう蝕を作らない環境を作っていくことの大切さを再認識しました。
- 年代別のMTMをまなぶことができました。
- 小児での年齢にそった指導内容がわかりやすくこれから参考に実施していこうと思いました。
- 当院は小児矯正をしていたり医院がある場所が住宅街なのでお子さんが患者さんとしてきてくださることが多いです。 年齢別にどういった指導をしていけばいいかやどのようなことを求めていけばいいかとゆうのをもっと具体的に自分の中でまとめてどんな年齢のお子さんにも個々にあった指導ができるように頑張ります。
OPになるためには自院に何が必要か(クリックで表示)
- 講義ありがとうございました。 今回の講義では診査、診断、治療をおこない健康に目を向け患者教育をおこなうことが必要不可欠なので、正確なドキュメント作成を行えるように環境を整えていきたいです。また、リスクアセスメントが必要になるのでカリオグラムやOHIS等の教育ツールの導入もしていきたいです。
- 講義の中で、ぶれない真の志を持ってオーラルフィジシャンになることの重要性を痛感いたしました。
- 規格化された資料を取り、知識の裏付けを元に患者さんに正しい知識とモチベーションを持ってもらうことが大事だと再認識したどのようにして伝えるか、理解して実践してもらうか今後研鑽をしていきたい
- 普段は接する機会が少ない障害を持った患者の症例で難しい・無理だと思っていた部分があったが、新たなむし歯を作らないことができたというのを聞いてどんな事情がある人でも理解してもらい実践できると効果がるものなのだと知ることができた。 これまでどんな人にも些細なリスクを見つけるためにリスク検査をしましょうというような説明になっていたが、一見健康にみえても実際にはハイリスクで今にも崩れてしまいそうな健康なのか・リスクが少ない健康なのかみてみましょうという説明の仕方があったことを知れてよかった。
- 「なぜOPになる必要があるのか」という自問を繰り返し、その答えを院長とスタッフが苦しみながら(時に自己批判をしながら)生み出し、自院のMVV(Mission, Vision, Value)として定義する作業を通して、自院のスタッフと同じ価値観を有する”過程”が必要なのことなのだと思います。 歯科医院にとって(少なくとも私が開業する歯科医院では)、「OP歯科医院になる」とか「28本歯を残す」のは、組織の目的にはなり得ないと考えています。あくまで健康は手段であり、患者には患者ごとに夢や人生の目的があるはずです。その患者の夢や人生の目的を力強く支える歯科医院でありたい、その手段としてOP、MTMはあると理解しています。 歯科医院のスタッフは、どうしても新陳代謝が起こります。新しいスタッフが既存スタッフと同じ価値観を有することができるために、コミュニケーションを取る時間が必要ですし、相互理解の時間も必要です。 OPになるためには自院に何が必要か?それは、院長が砂浜で変な踊りを踊り続けることなのだと思いました。
- 今、医院ではMTMを実践できる環境のため、自分自身のMTM、OPへの理解をしっかりと深め、勉強や経験を通しまなびを深えめていきたい。今は規格性のある口腔内写真を取ることやPMTCを行う練習などしているため、経験を通しステップアップできるよう努力する。
- 本当に患者さんにとって良い治療を提供することへの確固たる決意や社会に対しての使命感を感じました。
- MTMを行っていく中で医院全体でも同じ方向を向いて今できることに努めようと感じました。
- 患者さんのドキュメンテーションがたくさんあることってすごくいいなと思いました。
- 先生の壮絶な経験から、言葉の重みを強く感じました。 理事の先生方のお話には共通して、強い覚悟と信念があると感じます。 自分もこの良い機会を逃さないようにしたいと思います。
- 患者さん、地域の方々の為にという想いがとても伝わってきました。 医院として、意識をまずは変えていかないといけないと思いましたし、医院の設備やスタッフの技術も、もっと上げていかないといけないなと学びました。
- 多くの学びを得た反面、これからの自院の方針について考えていかないといけないことがたくさん出てきたので勉強していきます。
- 勉強になりました。
- MTMを自分自身が理解していないと患者様に伝わる事ができない為もっと予防に対する知識をつけていきたいと思いました。
- 震災のときのお話は凄く衝撃的でした。 震災によりセルフケアが疎かになってしまう時に避難所での診療が行えるということはものすごく必要なのだと思いますが実際に行うとなると大変なのだろうなと感じました。 私も元々ある物事に対して新しい考え方を取り入れ固定概念に縛られないように社会が良い変化をするのに携われるような人になりたいと思いました。